最近は学級委員を決めない学校がずいぶん増えましたね。
無くても問題なく学級は機能するのですね…。
リーダーシップが必要なスキルなのは間違いありませんので
子どもの内に本物のリーダーシップを身につけちゃいましょう!
■リーダーシップがあるとどうなる?
社会はリーダーを求めています。
リーダーだけでは組織は動きませんが、
どんな組織でもリーダーは必要とされています。
■社会も学校もリーダーを求めている
学校でもリーダーシップは高く評価されます。
もちろん、学校内の評価がゴールではありませんが。
入試ではこれまでの学力テストスコア以外の人間性も評価されるので、これまでよりも重要度は上がっています。
就職活動でも、所属ゼミのゼミ長、部活の部長やキャプテン、バイトのリーダー、などは面接官の印象も高いです。
■リーダー経験はどう見られるか
なぜリーダーが評価されるのか、リーダーシップがあることはどう見られるのか?
①主体性がある。
・チームで責任を持って取り組める人である。
②協調性、協働性がある。
・チームメンバーと協力して活動できる人である。
③目的意識がある。
・チームの目標達成のために動ける人である。
つまり、リーダーシップがある=未来の幹部候補のポテンシャル と見られるケースが多いでしょう。
■リーダーシップはみんなに必要
組織にリーダーは必要。
しかしリーダーを任命されていない人も、リーダーシップを発揮しなくてはいけません。
チームが成果を上げるためにリーダーシップは誰もが身につける必要があります。
どういうこと?
■リーダーは役職でなく仕事
P・F・ドラッカーの本を読んだ方はご存知の通り、
リーダーは管理者の役職でなく“役割”です。
会社に就職したばかりの新入社員でも、リーダーの仕事ができるのです!
■リーダーになって得意なものを発揮する
仕事でも何でもチームには、一人ひとりに役割があります。
よほど特別な事情が無い限り、それぞれの得意分野が考慮されて役割が振られるはずです。
その役割を専門分野にして、まわりの人たちをまきこんでリーダーシップを発揮しましょう。
誰よりも調べて、誰よりも時間を費やして、誰よりも専門性を高めて、メンバーをリードする。
それがリーダーシップです。
役職のリーダーはチームに一人かもしれませんが、役割のリーダーは全員が担うのです。
■リーダーシップは学校でどこまで育つ?
では、学校生活の経験だけで社会に出た時に役立つリーダーシップは育つのでしょうか。
■社会即戦力はちょっと難しい
学校生活の中でも、ある程度のリーダーシップは育ちますが
それだけで社会即戦力までは難しいでしょう。
先生の責任ではなく、環境の問題です。
「学年」で過ごす学校では、リーダーシップを発揮するのは簡単です。
また、リーダーに協力する、という号令があるのでリーダーシップが上手でなくても成立してしまいます。
だからと言って学校でリーダーをやるべきではない、ということではありません。
やるべきです。
リーダーの経験を積むべきなのです。
■育つ環境に意図的に入る
〇〇委員会や、先生の「××やってくれる人いませんか?」には積極的に手をあげるべきです。
分かりやすいリーダーの仕事に立候補するのは、恥ずかしかったり気後れするものです。
そこを親が、「いいじゃん!いいじゃん!どんどんやろうよ!」と背中を押してあげましょう!
特に、部活、クラブ、など異学年混合の場です。
上級生相手にリーダーシップを発揮できたら、最高の経験です。
■本物のリーダーは学校では育ちづらい
リーダー経験がある方は感じたことがあるでしょう。
リーダーの孤独さを…。
チームがうまくいっている時は問題ないでしょう。
チームが困難の時、チームの反対を押し切ってでも、推進しなくてはいけないことがあるでしょう。
誰も賛同してくれない。
でもチームが成果を上げるためには必要なのに・・・。
リーダーは孤独です。
でもチームみんながHAPPYになるために、孤独でもやらなくてはいけない時があります。
これが、リーダーシップが一番育つ経験です。
社会に出てからのリーダーの困難ほどは、学校生活の中ではなかなか無いかもしれませんが、
部活の部長やキャプテンなど、やれるチャンスがあるのであれば将来必ず役に立つ経験です。
■教科書はたくさんある
前述のP・F・ドラッカーやD・カーネギーなどリーダーシップに関する書籍が世の中には沢山あります。
お父さん、お母さんも、読んだり知っていたりすることがあるでしょう。
それをお子様に伝えてあげてください。
そんな難しいこと分かるかしら?
大人になってからでもいいんじゃないの?
そんなこと、ありません。
今から準備しましょう!
念のため、次記事でドラッカーとカーネギーのポイントはまとめておきます!
■まとめ
AIがどんどん社会に浸透する。
AIにより無くなる仕事もある。
そんな世の中で、AIが苦手とするものがいくつかあります。
それが、リーダーシップです。
AIは人間の言われた仕事を高いレベルかつ高速で遂行します。
しかし、AIはリーダーにはなれません。
お子様の幸せな未来のために、“リーダーシップ”という武器を持たせてあげましょう!