主体性とは、「自分で考えて、責任をもって行動する。」 です。
もう、この文字を見ただけで、なんかゲンナリしますよね。
何度も何度も学校で聞いてきた、新鮮さも面白みもない言葉・・・・ですが、
「主体性いいじゃん!サイコー!」と思えるくらいポジティブになれちゃう話を今からしますので
最後までおつきあいください。
■これまた文化省が言っている
文科省が、これ重要ですよ!と言う中の一つに主体性、入っています。
21世紀のスキルとしても重要、学校組織も大歓迎なのです。
よこしまな考えですと、通信表の生活評価にも入っていますので、成績にも直結です。
■学校より社会ではもっと必要
学校でも必要ですが、社会ではもっともっと必要です。
今でも重要ですが、未来ではもっと重要度が上がります。
■勤勉、まじめ、忠実 は日本人が得意
日本人と言えば、「勤勉、まじめ、忠実」
言われたミッションを忠実にこなせるのが、日本人です。
これを乱すような人は、“はみ出し者”認定です。
でも、今後もこれが日本人の得意技でよいのでしょうか?
■勤勉、まじめ、忠実 はAIの方が得意
日本人よりも 「勤勉、まじめ、忠実」が得意な存在…、
AIです。
今後、言われた仕事を忠実にこなすのは、人間でなくAI。
今までは、指示待ち人間でも仕事はありました。
(評価はされませんが)
でもこれからは、仕事すらなくなります。
主体性が無いと、夢が叶わないどころか、何の仕事にもありつけません。
■主体性を育てる
では、子どもの内に主体性をどのように育てるのか?
ポイントは2つです。
そして、とても簡単です。
■「どうする?どうしたい?」
親でも上司でも、誰かからあれしなさい、これしなさい、と「言われてやる事」があります。
これ、もし失敗したらどう思いますか?
「言われたとおりにやったのに、失敗した」
「言ってきた人が悪い」
と、人のせいにします。
言った人が悪いと思いますし、そう思いたいのです。
■自分で決める
「自分で決めて行動する」形に持っていきましょう!
子どもに、「どうする?どうしたい?」と聞いてください。
本人が考えて決めて、「ぼく、やる!」と言ってもらいましょう!
言われてやる のではなく 自分で決めてやる です。
■「ドンマイ」よりも「ナイス!トライ!」
もしチャレンジして失敗してしまったら…、
「ドンマイ!」と声をかけるのはやめましょう。
「ドンマイ!」は禁句です。
ドンマイは、Do’nt mind. の略で、「気にするなよ!」です。
「失敗しちゃったけど気にしなくていいんだよ!」では、失敗したことがフォーカスされてしまいます。
失敗した時にかける言葉は、
「ナイス!トライ!」
意味は、良いチャレンジだったぜ! です。
チャレンジしたことが素晴らしい!と称賛されたら、次もやってみようと思います。
ある名監督の、選手を絶対に責めないという話があります。
ミスをした選手を叱責すると、ミスを恐れてチャレンジしなくなる、と。
失敗は絶対に責めない。
自主性を持ったチャレンジの失敗は「ナイストライ!」で称賛する。
■全て自分事
友達と喧嘩した。
友達が失敗した。
自主性を育てる大チャンス到来です。
「今日〇〇ちゃんがふざけてて窓ガラス割ったんだよ」
と子どもが言ってきたらどうしますか?
■「あなたはどうすればよかった?」
〇〇ちゃんがふざけてやったことなので100%〇〇ちゃんが悪い事実ですが、
「あなたはどうすればよかった?」
と聞きましょう!
「危ないよ、って言えばよかった」
自分がこうしていれば友達のミスが防げた、というような思考をつくってあげましょう。
■他人の失敗も自分事
仕事をしていて、絶対的に嫌われるのは「人のせいにする人」ではないでしょうか。
「これ、〇〇さんがやったんで自分じゃないです」 と答える人
と
「すみません。自分が〇〇さんをフォローすればよかったです」 と答える人
どっちの人と仕事したいですか?
間違いなく、他人事の人ではなく自分事の人ですよね。
主体性を持った大人にしてあげることで、人から好かれる、人から頼られる、ようになります。
■まとめ
主体性とは「自分で考えて、責任をもって行動する」です。
何度も聞き飽きた言葉で、当たり前ですが、とても大事です。
当たり前すぎるので、しっかりと意識しないと育ちません。
「どうする?どうしたい?」
(他人の失敗でも)「あなたはどうすればよかった?」
この2つの言葉を子どもに投げかけ続け、
もし失敗してしまったら、
「ナイス!トライ!」