協調性は、文科省の言葉で言うと、学校では協働性という言葉で表現しています。
協働性とは「相互に協力しあい、教え合いながら学習する」です。
このままのスキルでは大人では使えないので
もう一歩進んだ形で、協働性・協調性を子どもの内から身につけちゃいましょう!
■学校の中の協働性
幼稚園・保育園の頃から、「おともだちとなかよく」と先生に教えられ子どもたちは育ちます。
なかよくしないと、学級が成り立ちません。
お友達の話をききながら、時にはがまんして、調和を取っていきます。
集団でトラブルなく過ごすにはそれでよいかもしれません。
あくまでも学校の中では・・・ですが。
■社会では「なかよし」だけではダメ!
学校でも協働性は必要ですが、社会ではこれが無いとチームは機能しません。
さらに「なかよく」するだけでも通用しません。
チームのために心を鬼にして発言することもあるでしょう。
それは何のためか?
チームで成果を上げるためです。
成果を上げるために、チームがあるのです。
「なかよし」だけではチームは機能しません。
■ポイントは役割
チームが機能するには、役割が大切です。
チーム内の一人ひとりが役割をこなす必要があります。
チームにはいろんな役割があります。
・リーダー
チームをまとめて、チームの皆を牽引する、役割
・官房長官
リーダーを補佐して、リーダーとチームメンバーの誤解も解消するサポート役
・教育係
新人や実力が乏しい人を教育する役割
・調整係
他組織と交渉したりチーム内の問題を吸い上げたりする役割
・ポイントゲッター
営業だったらガンガン数字をあげる、などチーム成果を直接つくる
・・・などなど
チームには様々な役割があります。
これらが機能して、チームとしての協働性が発揮されます。
■自分の強みを知ろう
子どもの内にいろんな組織に所属して、いろんな役割を経験するのが一番です。
リーダーをやってみたり、教育係をやってみたり、様々な役割をこなすことで、自分の強みが見えてきます。
またその役割を担う相手の気持ちもわかるようになります。
どの組織でも同じ役割という人は少なく、人は組織によって役割が変わります。
必ずしも、社長が、家でもリーダーではない、というように…。
■まとめ
学校のクラス、友達とのグループ、部活、スポーツチーム。
どんなチームなのかをお子様と話して、どんな役割をしていくのか、そのことを意識して大人になっていけば、社会に出たときにどんなチームでも力を発揮できる、チームに成果をもたらす人材になれます。
今は同じ学校や同じチームの中だけの協働ですが、
大人になった時には、コラボレーションという別の会社や別の組織との、もっと大きな枠の協働が出てきますので、役割と強みを今の内からきちんと知っておきましょう!